我が子を、先生と一緒に批判してはダメだよ。

2019年12月26日2023年2月1日

３６５日お母さんができる
おうちでできる
モンテッソーリ・ホームレッスン
菅原陵子（りょうこ先生）です。

今週で、子どものお教室も終わり

昨日はお母さんの講座も終わり

今日は子どもたちの学校が終業式でした。

年内も残すは、カウンセリングのみです。

年末ですね。

＊＊＊＊

今週よく聞いた相談は

１：子どもが思い通りに動かないけれど、どうなの？

２：したいことをさせていたらいい？

３：願いを叶えないと、心の傷になる？

でした。

いやいやいや、

そんな根の深いお話、

立ち話的に聞かないでよ。な内容なのですが

他のお母さんからもよく聞くような内容のものは

みなさん気軽に話題にする場合が多いです。

マッサージ師の友達に、

肩こってるんだよね～。

ちょっと揉んでくれる～

みたいな相談です。

でもね、みなさん、

自分のお悩みが

ほんのちょっとなことだと思っていますが

意外に根っこが深いことって多いんですよ。

なので、立ち話の話は聞かないことにしているんですが

今週はついうっかり、聞いてしまいました・・・。

＊　＊　＊

よくある質問なので、ちょっと昔の例をあげて

ご紹介しましょう（今週のは、生々しいからね＾＾）

それはいつも、

ふたりの子どものうち

上の子を問題視しがちなお母のお話。

私がお子さんを預かって見ていた中で、

人の話を聞かない

マイペースなお子さんなんですけど

ちゃんと言葉をかけながら丁寧に見せていくと

短時間でもぐっと変わったよ。というお話を

お母様にしたときのことでした。

お母さんからは

「先生、下の子は、ほっといても　いろいろできるんです。

上の子は、全然やらないんです。

児童館の先生にも、

人の話を聞かない。

見ない。できない。って言われていて

私も課題としてわかっています。

そうなんです。できないんですよ、もう〜！！」とのことでした。

（・・・・。なるほど。）

私）

で、

お母さんは、その先生のお話を受けて

娘ちゃんと、どう過ごしているの？

母）

はあ。何もしていません。

ちゃんと、それじゃダメだよって伝えています。

（・・・・。なるほど。）

私は娘ちゃんは、

やりかたや、見ることを教えてもらったことが

ないんじゃないかな。

という印象を持ったのですね。

なので、

できないじゃなくて一緒にやっていったらいいよ。

時間だからやりなさい。って言葉をかけても

言葉だけでは子どもは動かないよ。

とお伝えしました。

母）

いろいろさせるのは、しています。

たとえば、粘土をさせよう。

絵を書かせよう。

数を教えよう。

そのために道具を用意して

環境を作ってあげてます。

でも、できないんです。

（・・・・。なるほど。）

私）

うん。そうだね。

たとえば、服を自分で脱ぎ着しよう。

お出かけの準備をしよう。

そういうことからやっていくよ。

たまにすることじゃなくて

毎日の生活のことからできるようになるよ。

母）それは知育と何が違うんですか

知育をしていたらできますよね

（・・・・。なるほど。）

私）

それはできないよ。

知育じゃなくて、その前のこと。

母）
でも、うちの娘は、

言うことを聞かないんです。

言っても聞かない。やらない。

たとえば、朝ごはんを食べるよ。と言っても

遊んでいます。食べたくないと言って遊んでいます。

じゃあ、弟と私は食べるよ。と言っても遊んでいます。

で、

お出かけの段になって食べると言い出して

結局いろいろ遅くなるから

やってあげるしかないんです。

（・・・・。なるほど。）

もう～～～！！

いろいろつながって、

ねじれているっちゅうねん！！！（私の心の叫び）

じつは、経験からいって

こういう流れのときはややこしくなっていきます。

なぜなら、その場その場の

都合のいい悪いなど

お母さんが自分がしたいことしか見ていないからです。

自分からどんなメッセージをだしているかに

気づきにくいからです。

これ、どれも

子どもに出しているメッセージはおんなじ。

これをお読みのみなさん

どんなメッセージだと思いますか？

ちなみに、ダメ出ししているから

あなたはダメよ。とか、そんなカンタンなものじゃないです。