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【受講者】VS【ありがち母さん】 子どもの気持ちを聞く母になる 4つの分かれ道
2018年10月15日
お母さんが伸ばす好奇心
おうちモンテッソーリ
菅原陵子(りょうこ先生)です
昨日のお話の続き
お子さんの話を聞くお母さんと、そうじゃない方の違いって
結構ちっちゃな感じなんです。
でも、ホームスタディを学んで4ヶ月すると
みんな、自分と仲間が、どっちのお母さんとして話をしているのか
面白いことに敏感になります。
あれ?ってちゃんと違いが分かる。
そこまで来たら、もう育児書がどうこうとか
悩まなくなります。
で、Mさんのやり取りから、
ありがち母さんのちっちゃな違いを書いてみますね。
ありがち1
「いつもは」が口癖
&なんで?と理由を問いただす。
固い表情で降りて来て
ママもう帰りたい〜。と言いました
↓ありがち母さん
なんで?なにかあったの?
あら、いつもは遊ぶのに、今日はいいの?なんで
↓Mさん
そう?じゃあみんなにお先にして帰ろ〜。
変化は見逃してません。というお母さま、意外に多いです。
確かに、変化に気づかないのは困りますが
なんで?あれ?どうしたの?って聞いてどうする?
気づいた変化にどんな対応しているのか?のほうが大切。
子どもはいつも「今」に生きています。
<ありがち2>
恐れとひと目を気にしたルールがある
抱っこしながら、お友達にお先にー、と
自宅に向かいました。
↓ありがち母さん
なあに?自分で歩けるでしょ
抱っこって・・・少しだけだよ
お母さんイヤよ。自分で歩きなさい
↓Mさん
抱っこがいいんだねぇ。
↓
うん、と首を振る次女。
もう○歳なのに
他の子はそんなこと言わないのに。
そんな状況の中で、抱っこと言われたら、大抵の方は
「自分で歩ける」と返すと思います。
あるいは理由をいろいろ言いながら、お母さん無理。と言ったり。
それは、ひと目を気にするから。
あるいはルールみたいな形で、このときは何をしない。と
ご自身が決めていらっしゃいます。
抱き癖がつくという方もいらっしゃいます。
これは恐れです。
あと抱っこする方は、「頼られる」ことが好きな方も多いです。
これは、甘えさせているのではなくて、ご自身が自立してないから。
フラットにそうなんだ。と受け止められるかどうか。です。
<ありがち3>
子どもが自分の気持をいう余地がない
ハタと明日運動会だから緊張してるのかも?と
思ったわたし。
もしかして…運動会だから緊張してる?
↓ありがち母さん
(子供の返事を待たずに 、すぐ話を続ける)
大丈夫だよ〜。
緊張しなくても
頑張って!!(頑張ろうね)
みんな楽しみにしているんだよ
↓Mさん(子どもが頷くのを待って会話が再開)
そうかあ〜、初めての運動会だもんねぇ。
ドキドキするよねぇ。
人の話を聞くときって、沈黙が大切だったりします。
大人が聞きたい答えが自分の中にあって
子どもが言う言葉を待っていると言うよりは、
何がでてきても(言われても)いいと思いながら待つ。
そのほうが、やっぱり自然。
でも、お子さんの間を待てない方が沢山います。
たとえば、このお話の例で行くと、
運動会→緊張しているかも は思い至ったとしても
→和らげなくては、とか
緊張?緊張ダメダメ みたいに否定を考えるので
大丈夫だよ〜!!とか声をかけがち。
Mさんのように
お子さんの気持ちをそのまんま受け止めているだけ。
という方は意外に少ない。と思います。
まして
あなたはそのまんま、居れば大丈夫だからね。
やりたい競技だけ、やれば良いよ。
やりたくないのはやらなくて良いからねー、
好きにして大丈夫だよ。
までは言える方も。
Mさんは、本当にそのまんま。なんです。
お子さんの気持ちをそのまんま、というのは
自分の判断や気持ちをごちゃごちゃ持ち込まないでいる。
ということです。
すると、どうなるか?
お子さんが自分の気持を話せるように!
なるんですよ。本当に
でも緊張するんだよ。
↓
私、ギュッとしながら、
そうかあー、そうなんだー。
大丈夫、緊張していても、あなたは大丈夫だよ
これ、3才児で言える親子関係って、よくないですか?
あなたならできる。あなたは大丈夫。って
ちゃんと「言ってます」というお母さんは
たくさんいらっしゃると思いますが言葉の問題ではないんです。
伝わっているのは、お母さんの気持ち。
緊張を否定しなくては、との思いから
お話されている方も多いように思いますが、
それ、
違うんです。
純粋に、緊張していたっていい。
そこからする会話がつくる世界は違うものになります。
するとね。
寝かしつけでいらっとすることもなくなりますよ。
<ありがち4>
言葉と違う思いで接している
夜眠るときも、ママのトントンが心地いいのー、
と言います。
↓ありがち母さん
寝かしつけをしなくては
(早く寝て。
やりたいことと溜まっていると思いながらつきあう)
↓
心地いい、って表現が良いね〜
面白い3歳児だなあ、と笑いながら
どんなあなたでも、愛してるよーと伝えました。
そして私もやることが溜まっていたので、
寝付くまでトントンせずに、
落ち着いてるから大丈夫だねぇ、
ママは向こうに行ってくるねーと話して寝室を出て来ました。
子どもに愛している。を伝えるのはよくあること。
でも、愛おしさ全開
寝顔を見ていてそう思っているときみたいな
気持ちで話す状態で、伝えていますか?
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