考える子どもに育てたいなら、欲しいものを与えるだけでダメなことも

2018年09月13日

お家でできる＆ママができる
モンテッソーリ＠ホームの
菅原陵子（りょうこ先生）です


今朝、ふと思ったことを。

教育者として、あるいはプロのカウンセラーとしてたくさんのお母さんに会うのですが

「うちの子が、あーだこーだ」たくさんの疑問にお答えしても


次にお会いするときには、またあたらしい「あーだ、こーだ」が湧き出てきます。


これ、カウンセリングでもコーチングでもそうなのですが、

問題に対して答えていると


一見【問題解決】に見えるので

私は「鮮やかな手腕で悩みをわかってくれる人」に見えるし

みんなも満足します。




でも、

実はこれって、魚を欲しい人に

魚をあげているのと変わりません。



本当は、魚をあげるのじゃなくて、

自分で魚を取る方法を教えてあげることが大事です。

それはちょっと時間がかかりますが、

確実に伸びる方法です。



私はお母さんをお相手にしているので

お母さんに教えるわけなのですが、

これは、相手を子どもにしてもおんなじです。

キャリアお母さんは、マネジメントも一緒かもしれないです。



やることを、いちいち教えていては

いつまでたっても自立しないし、

いずれもう○歳なのに・・・とストレスになったりします。


でも、やることを教えていないのに、

「自分で考えなさい！」と言っては

放置と同じです。

これもよくあります。



大事なのは

どう意識し、どう行動し、どう習慣化するのか？です

なので



私がお伝えするのは

目の前のわが子のどこを見て

どう接していくのか

それをしっかりした理由を持って自分でできて

幅を広げていくこと。




お母さんがお子さんにできるのは

子どもの世界（興味）を広げてあげて、

子どもが一人の人として、自分のことができるようになること



それがうまくいく習慣。



経験から、

これ、育児でも、カウンセリング領域でも特に重要だと実感します


「うまくいかない習慣」を繰り返すと

永遠にマイナス領域から脱出できない



あなたがいま、育児でイライラ・もやもやしているのは

「うまくいかない習慣」かもしれません。

そして、

うまくいっていないと思うのが、お子さんに対してなら

それはお子さんを変えようとするのではなく

まず、お母さんから変わると、お子さんも変わります。