2018年07月24日
おうちでできる&ママができる
モンテッソーリ・ホームスタディの
菅原陵子(りょうこ先生)です。
今日は、わが家のお話。
夏休みに入ったムスメ(小3)が
きのう、仕事兼大事な仲間との話し合いについてきました。
で、「邪魔しないよ」と宣言していたとおり
持ってきた本を読んだり宿題をしたりしながらおとなしくしていました。
私が気になったのは、挨拶。
相手に会っても必要以上に愛想=笑顔を振りまかない。
挨拶はするけど、挨拶です。という感じなんです。
ふと気になって、帰り道に、
あなたはにこやかに挨拶するってないの?と普通の口調で聞いたら、
しばらく考えた後おもしろい答えが返ってきました。
・そもそもお母さんの友達であって、私の友達じゃない
・だから会ってニコニコ〜!!ってするほど、うれしい気持ちもない。
・でもちゃんと挨拶はしているよ
だそうです。
おお!
私、結構ハッとしました。
ムスメはいい線をいっているんです。
イケてないのは私の方。
「ちゃんと挨拶なさい」は
心の学びでも、教育的な学びでも出てくるお話です。
ちなみにお教室では
「ちゃんと挨拶をしなさい」という親の子どもより、
親がきちんと挨拶を自分がする子どものほうが、
一人になったときにしっかり挨拶をします。
教育的には大人が模範となっていますか?だし、
教育&心の話的には
人に言われて頭を下げるのは猿に芸を仕込むのと一緒で、
気持ちがあってその行為をしているわけではない
(感謝を教えていることにはならない。むしろ逆)という話になります。
お教室や幼稚園で
でたくさんのお子さんを見てきた中で、
私もそれは本当にそうだと思っています。
挨拶は強要するものではない。
ちなみに私は、
笑顔つきの挨拶を【マナーとして】する子どもでした。
今もそういうところは残っています。
なので、うちの娘がそうではないことにザワッとするし、
相手に対して失礼ではないか、気を悪くしていないか?と思ってしまったのですね。
けれどもそれは私の課題。
ムスメに聞いてみて、
挨拶という芸について、
実践的になるほどと思ったのでした。
ではムスメは愛想が悪いか?というと、
ちょっと違うんですね。
学校で「◯ちゃんのここが素敵」という取り組みがあり
お互いの良さに気がついたらメモで書いて渡す。という中で
「クラス全員から書いてもらってるんです!!すごい」
と先生が興奮気味に言っていました。
へー、意外にうまくやっているんだな。と
帰ってきたのですが
今回のことで素直なんだな、と思った次第。
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挨拶ができる、集団行動ができる、
相手に思いやりがある。
そういう大人が求める行動はすべて
成長段階で違うし、まず自分が満たされていないとしません。
芸ではないのです。
大人がそこをわかってあげたいところだなあ。と思っています。
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