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【褒めても伸びない】褒めブーム・・・

2018年11月05日

お母さんが伸ばす好奇心
おうちdeモンテッソーリ
菅原陵子(りょうこ先生)です



今日は、こんな記事のシェアから。


「褒めて育てる」でだめになった日本の若者(ブックレビュー)



東洋経済オンラインのブックレビューですが

この著者の方、前に雑誌『Very』でも

褒め育児を履き違えている。というお話をされていました。

その時は、お母さんファンの多い佐々木正美先生が

そのダメな褒め育児の発端だと言うこともおっしゃっていて、

佐々木正美先生の本が愛読書の私は結構びっくりしたのですが、

記事を読んでいて、そうだな。。。と思う一面もありました。

何を大事にするかをはき違えてしまっているというお話でした。

(佐々木正美先生がダメなんではないですよ)



で。

褒め育児は幼児教育ではブームです。

でも、褒めって、何をほめるかがとっても大事。


ほめるというのは「できたこと=結果」ではなくて

「過程」が大切なんです。

ここまで言う人も、私が発信し始めたときに比べたら増えてきました。

皆さんとってもよく色んな育児情報を集めていて

理屈として知っている方も増えている印象です。

でも、できている人にお会いすることはあまりありません。



知識として知っていてなお、

褒め方が単なる結果の、できたことのフィードバックになっている。

それが今の褒め育児のおっきな課題だなあ。と思うのです。

そして、出来ないことに過剰に反応する方も多いなあ。というのが

日々現場で感じていること。





なんでそうなっちゃうのかな?とずっと思っていたのですが

個別相談をするようになって、

そして、講座でお母さんの変化を見ていて気づいたことがあります。



この褒め方の話って根っこが深いのです。

子どもにどんな言葉をかけるかって

とってもムズカシイ。と私は思っています。

ある程度のセンスも必要、と思います。



そのうえ、褒めはもっとムズカシイ。

だいたい、以下3つのSTAGEを経て、

褒め方が本当の褒めになるように思っています。

じゃあそのSTAGEって。



1st.STAGE

いざ行動じゃない、本人を褒めようと思うと、

子どもを見てないから、ほめる場所がわからない。

見ようと思ったけれど見方がわからない



2nd.STAGE

子どもを見ることがわかった。見た。

でも、褒めることのボキャブラリーがない!!

できたね〜!と褒めてしまう

○○できたのはすごいね〜!と褒めてしまう

○○していたからできたんだね〜。と褒めてしまう

・・・・・過程を褒めているようで、実はできたことしか褒めていない。


これは、できたことにしか大人のボキャブラリーがないからです。

大人はそもそも、結果に注目して生きているから。

そして自分自身も、できたことしか褒められていないから。



3rd.STAGE

そもそも親自身が自分をあまりいいと思ってない(自己肯定感が低い)



たかが褒め、されど褒め
。。。芋づる式にモヤモヤが出てきます。


ということがよくあります。。。っていうか、ほとんど。。。



*****



なので

個別相談では、ご自身が褒めていらっしゃることを例に

どんな褒め方をしているのかを紐解きます。

で。一緒に、1st.STAGEぐらいまでのアドバイスをします。

ここのベースになってくる親の姿勢は、

PDFでご紹介している10秒Waitです。



とまあ、最初の一歩は惜しみなくお伝えしてますが。。。。。

私としては、このあとがどうされているんだろう?と思うんですね。

個別相談の方は皆さん、

わかりました〜!!って

お帰りになる。

やってみたら、子どもがものすごい変わりました!

ってご報告をしてくださる。




でも、その後どうしているのかなあ。。。。とたまに思います。

なぜなら

モンテッソーリ・ホームスタディでご受講するお母さまを見ていると

その先の2nd、3rdのところがしっかり身につくまで

何度も迷い、気づき、戻り、また気づき。を繰り返しながら

みんなでワークをすることで、乗り越えて行かれます。


ここの逡巡は、本当に長くて深い。


なので、これ、一人でできているのかな?と思ってしまうのですね。






で。

だいたい、「できたね〜」という褒めが通じるのは

子どもが小さいうちです。

大きくなったら、褒め方をかえないとならない(ほんとはね)

褒め方一つとっても、親子で伸びていく時間が必要だと思っています。

すると、1st.を知らないより知ったほうがマシだけど

皆さんどうしてるかなあ。。。とたまに思うのです。




子どもの自己肯定感が身につくって、

「どんなあなたでもいい」と親が伝え続けること。です。


でも、それって、結構ムズカシイ。

うんうん。と思いながら、ムズカシイなあ。と

私も思った、コメントを最後に紹介しますね。


実は、この記事、

組織論、成人発達論を問いているピーター・センゲさんというおじさんの

お弟子さんであるAkihiro Fukutaniさん(通称ふくちゃん)の

Facebook投稿で目にしたのですが

ふくちゃんのコメントを私は自問自答しながら読みました。



以下、Akihiro Fukutaniさんの引用です******
褒められることで得られる自己肯定感っていうのは、

自分の存在に対する評価を自分以外の誰かに外注しているという意味で、依存心だと思う。

誰一人褒めてくれない(褒めてくれるかもしれないけど知らん)。

金賞がもらえないかもしれない。0点かもしれない。

叱られるかも、食いっぱぐれるかもしれないが、

それとこれと自分の存在意義には関係ない。というか、

むしろ存在意義なんて今はわからなくていい。

それでもやりたいことがあるって自分をいつか受容できたらいいなあと思う。


それにしても、「日本の若者」を一般化して語る意味っていうのは何なんだろう。

そういう人いるよねっていう非若者の共感を得るためと、書籍が売れるためなんだろうか。

あ、著者は書籍のタイトル決定にあまり影響力持たないんだっけ?


引用ここまで************

色文字のところ、特に


誰一人褒めてくれない(褒めてくれるかもしれないけど知らん)。

金賞がもらえないかもしれない。0点かもしれない。

叱られるかも、食いっぱぐれるかもしれないが、


私はOKと言えるだろうか。

我が子を見ながらよく考えます。

でも、OKを出していたら、食いっぱぐれて

叱られる子にはならないんです。

ものすごくここは、入れ子のムダな悩み。




幼児期を過ぎ、思春期に入ったら

もう子どもの世界に親はあまり必要ではないです。

その時、そういえるだろうか。と思います。



ちなみに、会社員時代

「私たち褒めてもらえないと伸びない世代なんで〜」っていう

新入社員のマネジメントをしたこともあるし

他の人がしているのを見たこともたくさんあります。

うん。ああいう子達か。という感覚値も、あります。。。。

おそらく生きるバイタリティは、私たちよりある。



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