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吃音の人生〜言葉がけの影響力

自分らしく生きたい。
子育てを自分らしくしたい。
あるいは子どもには自分らしく生きてほしい。と思うとき
なにかをすることを恐れるより
なにをしているのか?に意識を向けてみるといいよ。というお話

365日お母さんができる
モンテッソーリ・ホームレッスン
菅原陵子(りょう子)先生です。





NHKの番組
フランケンシュタインの誘惑(科学史 闇の事件簿)

の特集の1つにモンスタースタディというのがあります。


モンスタースタディ

「あなたは吃音だから」と育てたらどうなるか

施設で育つ子をモデルとして行われた

実験の実話と、そこで育てられた子のその後を追った番組です。



「あなたは吃音だから、話すときに気をつけたほうがいいよ」

そう育てられたことで、



普通に話せた子どもが

身体的には、吃音どもりになったり

社会的には、人の前で話すことを嫌になったり

私は吃音だから気をつけなければならない=劣っている。

そう思ってその後の人生を歩んでいる人がたくさんいる。


それを見ながら、

子育てでも同じようなことがあるよな。

と思ったのでした。




目次

吃音はなぜだめなのか?



問題になったのは、

吃音とそれを伝えて育てるとどうなるか

という実験ですが

ここで見ていきたいのは、

吃音をどうみていく?そんなお話。



なぜだめか?と思うかというと、いくつかあると思います。





1:身体機能的に

普通の人と違う

人と違っている=劣っているように見える




2:能力的に

話していることがわかりにくいから、聞き返したり

「ちゃんと話ができない」=バカにしていいと思う。



あるいは、

わざわざ間違いを指摘して、正そうとしたり

あなたが吃音だから、人前に立つのはおかしいとする。



でも、これは、吃音だから?

普段の生活でも、似たようなことはありませんか?



たとえば

子どもがなにかを間違ったときに笑ったり

できないことに怒ったり。

思い通りに動かないことに、イラつきを見せたりする。

なんてのも同じだな、と思います。



あなたは**だから、気をつけたほうがいい?

とか

「あなたは**だから気をつけたほうがいい」

これも、具体的になにを?って感じです。




この施設の実験では、

気をつけて(どもらないように)話す。

もしくは、人前で話さないようにする。

などだったか?(ごめんなさい、忘れてしまった)


でも、普段の生活でこんなことを

言ったり思ったりすることはないですか?




そういうことをすると、

怒られるから気をつけたほうがいいよ

って子どもに注意したり

あなたの自由さは、

場を乱したり、人に迷惑をかけるから

ちゃんとしたほうがいい。とか。



〇〇さんたちが、あなた(やあなたの行動)を見て

**と言っていたから、直したほうがいいよ。

そういうことをすると恥ずかしいよ。

みたいな。




一見、子ども達に有用な示唆をしているように思えるけれど

伝えたいことを「ようするに一言で」にしてみると

「あなたの行動は、人と違うからやめなさい」

ということ。


実はダメ出しなんです。


 

無自覚な行動、身体的なことは直せない

これが怖いなと思ったのは、

声をかける大人側が、

ふわっと無自覚に言ってしまうからです。



「みんなと同じがいい」っていう世の価値観と、

私達が育ってくる中で「同じじゃなくては」って行動する

習性のようなものが、自覚なしに出てしまう。



わが家でも、先日ちょうど、似たような話がありました。

夫が子どもに

「学祭で、あなたの部活を見ていた母娘が

**部の人達って、喋り方がボソボソしているね。

って言っていた。直したほうがいいよ」と息子にいい


息子に、「お父さんはそれを僕に直せと言っているの?

僕の話を聞いてそうだと思っているの?

それとも**部の人みんなにそうだからだめだっていいたいの?」

と言われて口ごもっていました。

(うちの子ども達は、そういうふうに育てているので

言葉の質感に敏感です。そして聞ける相手なら

受け取るべきものかそうでないかをちゃんと確認してきます)



そう。

指摘されても、直しようがないし

言われたからって、なおらないし

せいぜい嫌な気持ちになるだけです。



でも、一般的には、

ハキハキ話したほうが好感度である

そして、そうではないって言われた。

だから直せ。


そんな正しさがふわっと出てしまう。

そんなことを目の当たりにしたのでした。


子どもに欠点を言っても

「本人が困らない限り直らない」

むしろ顔色を見たり
自信をなくす


育児書にもそういうことはたくさん書いている。


でも、いいたくなりますよね。


だから

欠点って言ってはだめだ。だからいいように言い換えよう。

というより、





その先に、なにを伝えたいのか?

を少しだけ考えてみるほうが有効。

「それを伝えることで、あなたは、相手にどうなって欲しいか?」



たとえば、うちの例で言うなら

夫が、息子に伝えることで

息子にどうなって欲しいか?



それは、バカにする人がいるから直したほうがいい。

というのでは伝わらないのは、言う前に気づくと思います。

あるいは、言葉にしてみて、伝えたいことか?

1度自分で考えてみることになります。



(それをホンキで思っているとしたら、
それはそれでOKなのですが)




「それを伝えることで、あなたは、相手にどうなって欲しいか?」



ときに、ダメ出しをしたくなったとき

ちょっと目を向けてみるのもおすすめです。

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