算数・国語・芸術センス・ロジカルな思考力は
幼児期の親子の時間で、育てることができます!
いつ・何を・どうする?がわかる。
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いつもの暮らしの作り方バイブル!
この子はどこを見ているの?小さいものへの興味から親の関わり方を考える方法
おうちでできる&ママができる
モンテッソーリ・ホームスタディの
菅原陵子(りょうこ先生)です。
今日は、敏感期の中から「小さいものへの興味」をご紹介!
いっつもごみを拾う。石をさわって進まない!
小さいものへの興味って、どんなこと?というと
床に落ちている小さなゴミをつまむ。
道にしゃがみこんで、アリをずーっと見ている。
散歩に行って、梅干しの種を見つける。。。。etc.
大人が気づかないような
小さいものをやたらと見つけては
じーっと見ていたり、見て触ったりしています。
年にして2~3歳くらい。
発達なので、1歳くらいから始まる子もいれば
のんびりな子もいます
よく見ようとすることで、育つもの
小さいものへの興味は、眼の発達と連動していて
小さいものを追える目に育ってきたともいえるし
より小さいものを見ることで
目をさらに発達させているとも言えます。
それ以外に
「つまむ」という動作が連動しているときもあります。
(動きができるということは、子どもの発達の一つです)
興味の広がりでもあります。
大人はついつい・・・遮ってしまいます。
じゃあ、そんなとき大人はどうしているのか?というと…
つい、子どもの興味を遮ってしまう。ということが多いです
敏感期にはまったものがある子どもは、いろんなものに没頭します。
無心にいろんなことをする。
そして集中します。
そのとき、家庭でよくしていることは
1:やろうとすることを止めてしまうこと(最初からさせない)
2:声をかけて、中断させてしまうこと(興味をそぐ)
3:せかしてしまうこと
たとえば。
公園に行こうと家を出たときAちゃん。
歩き始めてすぐにしゃがんでしまいました。
見るとアスファルトをさわっています。
お母さんは「汚いからやめなさい。
公園に行くんだからあるくのよ。ほら、立って」
というように。
ここでたいていの大人が思うのは、
「進まないわ。ベビーカーにしたらよかったかしら?
歩かないのよね~、うちの子」
だったりします。
大人にも、子どもにも悪気はまったくありません。
お子さんとお母さんは違うことに意識が向いているだけ。
ひとつ言うとしたら
お母さんとお子さんは違う人です。
やりたいことも違うし、生きている時間の長さも違います。
おそらく時間感覚も違います。
やりたいことが違うって、どういうこと?
やりたいことが違うってどういうことかというと
お母さんは公園に行くことが目的です。
公園に行くことのメリットも知っているし
そこに子育てで大切にしている何かがあるかもしれない。
でも、子どもにとっては
公園に行くことを知っていて、
その子が公園をイメージして楽しみにしているのでない限り
子どもの中には違うものがあります。
このたとえの場合は、小さい石に触りたい欲求です。
ぜんぜん違いますよね。
子どもの興味はそがれやすい、繊細なもの
で。
子どもって、簡単に興味がそがれてしまいます。
集中って、長~く何かをすることだと思いがちですが
意外にお母さんの声掛けでぷっと途切れてしまいます。
子どもが何かをしていて
それがお母さんの思うのと違うとしても
何をしているのかを見ます。
そして10秒くらい待ってみてください。
石が汚いからと止めるのか、
石の感触を楽しんでいるとみるのかは
ご家庭によって違うと思いますが、
石=ダメという 脊髄反射的な対応でない間を持ってみる。
(ただし、命の危険があるとか、マナーに反するときは
ちゃんと止めてくださいね)
待って、見つめてから声をかける
待って、見つめたら、そのあとで声をかけます。
お母さんは公園に行くと明確にイメージしていたとしても
子どもがそう思っていなかったら、
子どもはいま夢中になっていることがある。
なのに、いきなりお母さんの目的で声を掛けたら、
子どもにとっては興味を突然遮られた感じになります。
だからまず、待って見つめて声をかける。
もし、最初から講演を目的にしてほしいなら
子どもが公園が楽しいところだと分かっていることが大切。
そのうえで、
その日のお賛否で、楽しい公園に、今行くことを伝える。
のが大切です。
保育園のお散歩がわかりやすい例なのですが
子どもにとっては、公園に行くのは習慣になっていて
しかも楽しいものだとわかっています。
だから「公園行くよ~」といったら
いそいそ準備をします。
そしてもし、
公園に行っても、お母さんが立ち話をしているだけだったら
お子さんにとって楽しい場所ではありません。
一緒に楽しんでくださいね。
そして、小さいものに触っていたい気持ちを
公園で満たしてあげてください。
もし、お母さんが公園でなくてもいなら、
そのまま道で気のすむまでじゃらじゃら触らせてあげるのも
一つです。
公園に行かなくても、お外に行く目的はかないますよ
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