育児でいちばん手こずる【秩序の敏感期】とは?(その1)
おうちでできる&ママができる
モンテッソーリ・ホームスタディの
菅原陵子(りょうこ先生)です。
今日はモンテッソーリ 教育基本のき。
お母さんが一番悩ましく思うもの
お母さんがかき乱される、わかりづらさ
子どもの秩序と聞いて、ピンときますか?
モンテッソーリ教育の多くの本は
こだわりの時期。みたいに書いてあります。
あるいは、どうして秩序が大切なのかが書かれています。
うん。
そうなんですけど
お母さんは、言葉の定義を知りたいわけではないですよね![]()
秩序の敏感期は、
子どもにとって大切なことを含んでいますが
お母さんから見たら、
悩ましい…。めんどくさいっ。困った。
と思うことが多くあります。
っていうか、超めんどうくさい!!! としか思えません!!
(ある日のお母さま談)
そんな時期です。
秩序の敏感期だと分かっていたとしても
長い時間付き合うから、気持ちをかき乱されることだってある。
そんな現象です。
でも
知っているとぐんと楽になるのも事実![]()
どんなことが起こっているのか?
秩序の敏感期というのは
子どもが「ものすごく何かにこだわる時期」。
「いつもと同じ」という状況をきっちり求めます。
いつもと同じやり方
いつもと同じ場所
いつもと同じ順序にこだわります。
私が学校に通っていたとき
先生があげていらした例は
「幼稚園に来るとき工事をしていたのでいつもと違う道を通ったら
ぐずって泣いて、幼稚園に遅刻した」(場所)
「Tシャツを洗濯したが 洗ったTシャツを着ると言ってきかず
幼稚園まで振り回して(乾かしながら)来て、乾いたら着た」(もの)
というものでした。
うちのお教室のお子さんだと
「お教室の帰りにパンを買って帰るのだが
いつも買っているパンが売切れで無かったら
突然お店の前で泣き出して大変だった(習慣?モノ?)」
という感じです。
原因はいつだって後からやってくる
敏感期のこだわりのいざこざがややこしいのは
原因はいつだって後からわかる。。。。からです。
学校でこの話を聞いた当時、
私は「母」として受けていたので
ふ~ん。難しいなあ。
実際に子どもと過ごしていたら、気づくかなあ?
と思って聞いていました。
こだわるのね。と言葉は知っても
実際に起こる現象を見ていると、
大人にとっては「そんなこと!?」というものばかりです。
先ほどの例も
ストーリーにしていると
1:パン屋に寄ったら、いつものパンがなくて、
2:子どもが泣き騒ぎだした。
ですが
実際に起こるのは
1:子供が泣き騒いだ
なだめすかしても泣き止まない。なんだこの子?!
2:後から考えたらパンがなかった。
です![]()
親としては、一拍「なんだ?!」が入るのです。
そんなのややこしくてかなわない。と思いませんか?
暇ならいいけど、忙しい時にそれをされたら、
イライライライラっとしませんか?
イライラしてもいいですが
私は、育児でイライラするのは悪くないと思っています。
イライラします。
いいんです。
ただ、気をつけたいのは
そのイライラを子どもにぶつけてエスカレートしたり
子どもにぶつけて、自分が落ち込んだり
配偶者にぶつけて、仲が悪くなったりするのはもったいないな。ということ。
モンテッソーリ・ホームスタディ アカデミーでは、
その辺のメカニズムを見ていくので、
だんだんお母さんがイライラしなくなってきます。
で。
敏感期のイライラをどうするか?
はまた次回に!





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